最初の条件はこうでした。
1.育休手当を貰うこと
2.子供が1歳になったらまた働くこと
とりあえず働けってことです。
最初はひと月に一度の健診です。
一緒に行って欲しかった赤ちゃんの健診に一人で行き、家事も手伝ってもらう事なく
仕事を続けました。
妊娠していることが幸せであるように
職場でも見せていた気がします。
本当は不安で仕方なかったのに。
健診を受ける度に貰うエコー写真は
子供の成長を感じられる唯一の楽しみになっていきました。
これを共有して喜べたら良かったのですがそんな思い出も
残っていません。
それから数か月
私は約束通りお腹が大きくなってもギリギリまで働きました。
出産に立ち合いしないと断言されていたので
母が立ち会ってくれましたが・・・
出産は思いのほか辛く、意識が飛ぶほどで
結婚して一緒に育てていくはずなのに
既に一人で育てているような
孤独感を感じました。
本当は立ち会って欲しかったんだね
本当は痛みも苦しみも
こんなボロボロの姿でさえ見て欲しかったのかもしれません。
全てを押し込んで本当の気持ちに気づかないをしてしまっていました。
8時間くらいかけて生まれた赤ちゃん
それはそれは可愛かったです。
まだ20代だったのですが、初めての出産だったのもあって
ぐったりして2日ほど食事が取れませんでした。
それでもお互いの親は病室に来るし
小姑までくる。
休まらない入院生活でした。
あーでも毎日泊りに来ていたような気がします
元夫が。
ミルクをあげてみたりね。
そういう珍しい光景はよく写真に収めていました。
だから、私のスマホの写真を見た友人は
結構旦那さん面倒見てくれたりしてんだね!
なんて言われることもありました。